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実写版『美女と野獣』から学ぶドイツ語フレーズと3段階あるドイツ人の愛情表現の言葉

こんにちは。マフィンです。6月に入り、日本もそろそろ梅雨入りの時期になりましたね。ドイツでは現在『Pfingstferien(フィングスフェーリエン)聖霊降臨祭』というキリスト教関係の休暇中です。

マフィンの語学学校も2週間の休暇!その分宿題もたっぷり出ていますが。この休暇中にドイツ語で沢山の映画を観たいなと考えています。

さてそんな中、日本でも興行収入100億を超えたと話題の『美女と野獣』を観ました。それも3回も!

マフィン的ディズニーアニメーションベスト3に入る美女と野獣。小さい頃は何度も何度も観て、一言一句歌も完璧に歌えるほど大好きでした。ドイツでもブルーレイのダイアモンドエディションも購入するほど。

それほど好きな『美女と野獣』が実写化されることがわかった時は、大興奮。しかも主演がエマ・ワトソンなんて…最高です。

今日は3回観た中のお気に入りの場面やお気に入りの言葉を紹介しようと思います。ネタバレもあるので、まだこれから観る予定の方はご注意を。またかなりオタク度が高めかも?です。

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バラガーデンのバラ祭にて

☆実写版『美女と野獣』から学ぶドイツ語フレーズとドイツ人にとっての『愛してる』

◎ドイツ語版『美女と野獣』のタイトル

まず、ドイツ語のタイトルは『Die Schöne und das Biest(ディ シューネ ウントゥ ダス ビースト)』と言います。アクセス独和辞典によると、die Schöneが『美人、美女』でdas Biestは『不快な動物』つまり野獣ですね。

ハリウッド映画などのドイツ語版では、割と全く違うタイトルに翻訳されることも多いようで、例えば同じディズニー映画の『アナと雪の女王』。英語のタイトルは凍ったという意味の『Frozen』ですが、ドイツ語のタイトルは『Die Eiskönigin- Völlig unverfroren(アイス クーニギン)』。

『Eis』は氷、『Königin』は女王という意味なので、日本語で言うと『氷の女王』となります。ちなみにサブタイトルである『Völlig unverfroren』には、Völlig『完全に』 unverfroren『厚かましい、図太い、大胆な』という意味と、『否定を表すun』+『凍えたという意味のverfroren』=『溶けた』という2つの意味を含んでいるようです。

少し話がそれましたが、今回の『美女と野獣』のドイツ語タイトルは英語のタイトルである『Beauty and the Beast』の直訳そのものでした。

日本も外国の映画が翻訳される時、割と意訳されることが多いですが、それぞれの国によって全くタイトルが変わるのもおもしろいなと思いました。

オレンジと紫のバラ
die Schöne und die Biene

◎マフィンのお気に入りのフレーズ

①Wir können nie miteinander glücklich werden.『私たちは決して一緒に幸せになれないわ!』

Wir können nie miteinander glücklich werden. をドイツ語の語順で単語をそのまま英語に直すと、

We can never together happy become.(注:英語の語順も文章も間違っています。)

最初の方のシーンで、ガストンがベルを口説いた後に投げかけた言葉です。können『~できる』という意味とnie『決して~ない』というガストン完全否定発言

アニメーションではやんわりと断っていたと思いますが、実写版のベルはかなりハッキリと拒否しています。それでも全くめげないガストンは、どんなけ自信家なのでしょうか。

こんな言葉は決して使いたくも言われたくもないものですが、Wir können nie miteinander glücklich werden. のように『nie』のない言葉を言われると嬉しいですね!

②Es gibt immer noch einen anderen Weg!『まだ別の道があるんだ!』

Es gibt immer noch einen anderen Weg! をドイツ語の語順で単語をそのまま英語に直すと、

There is always yet an other way. (注:英語の語順も文章も間違っています。)

ベルのお父さんが馬車に乗って森に入ると、落雷!本来通るべき道が倒れた木でふさがれてしまいます。そんな時の一言がこのフレーズ。お父さん超ポジティブ!

Es gibtは英語のThere isに当たり、『~がある』という意味。immer『いつも』+noch『まだ』で『いまだになお』という意味になります。Wegには『道』という意味以外にも『方法、手段』という意味があります。

何か物事がうまくいかなかったり、失敗したりした時に、Es gibt immer einen anderen Weg!『いつも別の手段があるさ!』とポジティブを心がけたいですね!ポジティブワードは心までポジティブにしてくれます。みなさんも是非このフレーズを記憶にとどめてみてはいかがでしょうか。

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③Wenn es dir so gefällt, soll es dir gehören. 『もし君がそんなにこの書庫を気に入ったのなら、君にあげるよ。(君のものだよ。)』

Wenn es dir so gefällt, soll es dir gehören. をドイツ語の語順で単語をそのまま英語に直すと、

If it your so like, should it your belong.(注:英語の語順も文章も間違っています。)

最初はバラ泥棒の娘としてお父さんの代わりに捕らえられたベル。紆余曲折あり、少し心を開いたベルと野獣。ロミオとジュリエットが好きだと言ったベルに対して、シェークスピアが嫌いな野獣は「もっと良い本がいっぱいある」とお城の中の書庫へベルを案内します。

本が大好きだけれど、当時限られた本しか読む機会がなかったベルにとって、お城の書庫は『Wunderschön!!素晴らしく美しい!』と感嘆するに値するもの。

そんなベルに対して言った言葉が、このフレーズでした。gefälltはgefallen『気に入る』という動詞で、gehörenは『~のものである』という意味があります。また、sollはsollen『~すべきである』という助動詞。直訳すると、『もし君がそんなにそれを気に入ったなら、それは君のものであるべきだ!』となります。

なんて太っ腹な野獣!こんな言葉を男性に言われたら絶対に乙女心が動いてしまいますね!

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バラのソースとバラの砂糖がかかったバラパフェ

④Märchen schreibt die Zeit. 『時がおとぎ話をつづる。』

Märchen schreibt die Zeit. を英語に直すと、

Fairytale is written by the Time.

ベルと野獣が一緒にダンスをするこの映画の一番の見どころシーン。そこで流れる曲『Die Schöne und das Biest』を耳にしたことがない人はいないのではないか!と言っても過言ではないですよね。

この曲の出だしのフレーズが、『Märchen schreibt die Zeit. 』です。このフレーズを聞いた時最初は理解できなかったのですが、プリンツ君に聞いたところ「倒置表現」が使われているとのこと。本来は『Die Zeit schreibt Märchen』という文章が、歌をより詩的にするため倒置法が用いられているのだとか。

仮に『Märchen schreibt die Zeit. 』のように、dieを省略すると『おとぎ話が時間を書く』というよくわからない文章になるのだとか。ドイツ語って難しい!はぁ~とため息が出そうになります。

タイトルは若干意訳しましたが、『時間の流れが2人の物語をつづる』なんて、とってもロマンティックじゃないですか?ドイツ語は難しいですが、こういうドイツ語の詩的でロマンティックな表現って本当に素敵だなと思いました。

Youtubeでもドイツ語版『Die Schöne und das Biest』の曲が聞けるので、ご興味のある方は検索を♪

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⑤Komm zurück! Bitte verlass mich nicht! Ich liebe dich… 『戻ってきて!どうか私を置いていかないで!愛してる…。』

Komm zurück! Bitte verlass mich nicht! Ich liebe dich…を英語に直すと、

Come back! Please don’t leave me! I love you…

マフィンは3回ともこの場面で涙が溢れました。ついに最後のバラの花びらが散るという時、銃弾に倒れた野獣もまた息を引き取ります。そこでベルが言ったこのフレーズはとても切ないものですね。

verlassenには『去る、見捨てる』という意味があり、ドイツ語の失恋系の歌でよく耳にするのがBitte verlass mich nicht!です。こんなフレーズは絶対に使いたくないものです。

ドイツ語の『愛してる』は『Ich liebe dich イヒ リーベ ディヒ』と言いますが、ドイツ人にとっては軽々しく使えない言葉。

最初、この人のことが好きかも!という段階では『Ich mag dich イヒ マグ ディヒ』『あたのことが好きです。』で始まります。

その次の段階では、『Ich habe dich lieb イヒ ハーベ ディヒ リープ』『あなたに愛情を持っています。あなたが大好きです。』となります。

それを通り越して、本当に心からその人を思っている時に出るのが『Ich liebe dich』『あなたを愛しています。』なのだとか。

もし、彼が『Ich liebe dich』と言っても、彼女はそこまでに至っていない場合は『Danke!ダンケ』『ありがとう…』で終わることも多々あるとのこと。ちなみにプリンツ君の友人カップルでも2組10年程の付き合いでも未だに『Ich habe dich lieb』止まりもいるのだとか。

でも一度『Ich liebe dich』に至ると、そこからは愛情を素直に表現する、毎日でも伝えるのがドイツ人です。

このようにドイツ人にとっては重要で大切な言葉である『Ich liebe dich』。そんな大切な言葉が『Ich mag dich』『Ich habe dich lieb』を通り越して出てくるのだから、ベルにとって野獣への気持ちは真実の愛であることが伝わり、さらに涙するマフィンでした。

日本人にとっても『愛してる』は特別な言葉ですよね。そしてドイツ人よりも、より使う機会は少ないかと思います。

照れ臭いのか、武士道精神で言葉には出さないのか、言葉に出して伝えないことが美徳とされる風潮も一部ではあります。

ただこの物語のように、いつ愛する人との別れが来るかわかりません。その時に伝えておけば良かった!と後悔しないためにも、伝えられる時に気持ちを伝えることは大切だなと考えさせられました。

美女と野獣』という映画は、愛する人に本当に愛してる!と伝えたくなるような映画ではないかなと思ったマフィンです。

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以上、ドイツ語で観る『美女と野獣』でした。字幕版を見たわけではないので、今回のフレーズはあくまでマフィンが聞き取りしたものです。そのため、多少本当のセリフと異なっていることがあるかもしれませんが、文法的なことはプリンツ君にも確認したので文章自体に間違いはないかと。

(繰り返しになりますが、英語の部分はわざとドイツ語の語順に合わせて1つずつ訳したので、英語としてはおかしな文章です。)

そして、映画を観て、書き取ることは語学勉強に最適でした!今回も細かい間違いが沢山あり、良い勉強になりました。みなさんもお気に入りの映画を英語やドイツ語、その他勉強中の語学で観た時、是非ディクテーションをお試しあれ!

最後にマフィンの個人的な感想になりますが、この実写版『美女と野獣』はアニメーションを忠実に再現しているので、童心に戻ることができ、より『美女と野獣』の世界に引き込まれました。

また、アニメーションでは触れていなかったベルの母についてや、当時のフランスの階級社会、ペストが流行った悲しい時代背景などが描かれていました。美しい面ばかりを見せるのではなく、悲しさを挿入することでより真実の愛や映像の美しさが際立ったのではないかなと思います。

そしてエマ・ワトソンが何よりキレイ!まさにこの役は彼女以外には務まらなかったのではないかと思えます。ちなみにプリンツ君的には、大好きなスターウォーズの俳優さんが出ていたことが嬉しかったのだとか。

Tschüs!!

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